オーテクOEM 東芝(TOSHIBA)HR-D100

ヤフオクで3000円即決で出品されていました。パッケージ画像から
スペックを読みとって・・・3000円なら拾い物かもと、落札〜〜!
届いた品物を見てみたら・・・やっぱ似ているよなぁ〜、 ATH-PRO5に。

珍しいモノみたいだから"GALLERY作ってみました(w。


ね、似ているでしょう。つーかそのまんまやん。
ちなみにスペックはコードの長さ以外全て同じです。




燦然と輝く「TOSHIBA」の文字。
型番はHR-D100になってます。


早速試し聴き・・ど思ったら、げ、スポンジ溶けているじゃん!(鬱)



早速、解体してスポンジ取り除きました・・・(−−;




なんか外周の硬めなスポンジが歪んでる〜(−−;





で、とりあえず聴いてみました。やっぱダメダメです。高域全然出ていません。
早速エージング。SONYのCDウォークマンD-CJ500で素材はBASIA、ENYA、KateBushなど。
20時間ぐらいで高域が伸びて、低音の籠もり感も取れてきました。
40時間で更に低域が落ち着いて(それでもボンボンいってますが)、高域は・・あまり変化がない。ん?
60時間(音量MAX)・・・40時間に比べて大きな変化がなくなってきている。大分落ち着いたかな?

それにしても、この高域の足り無さは何でしょう?スペックからいってもう少し
伸びても良いはずですが・・。つーことで、本体を再度確認。ドライバー保護の
フェルトを剥がしてみる。ん?一瞬我が目を疑うボンドの塗り方。中心の穴を
ボンドが塞いでいます。これがデフォルトでしょうか?(ゴメンナサイ、画像なし)

しゃ〜ない、改造するか(;´д`)

@まずはフェルトより高く耳に当たる、歪んだ外周の硬めのスポンジを除去。(若干低音増幅)
A穴を塞いでいた接着剤を除去。
Bこのままでは高域が耳に付いた&ドライバーの保護の為、フェルト装着。
 しかし元のフェルトに接着剤が付いて音がブロックされるので、新たに作り直して接着。

CスポンジをAH-G55から横取り(高域の減衰少しありだが今回はそれも目的)。

<結果>高域の伸びが段違いです。元のボンつく低音より一段低い音が出て
   深みがちょっと増しました。(゚∀゚)イイ!!
   ATH-PRO5で高音が今ひとつ伸びないとお嘆きのあなた!
   フェルト交換やってみる価値はあるかも。

ということで製品から若干音の聞こえ方が変わったので、製品としてのレポートは
出来ませんが、基本的味付けはATHーPRO5と大差ないと思います。(記憶によれば)


いんぷれっしょん

低音の周波数がハマると、かなり気持ちよく鳴ります。一番下の音(50hz以下?)
がもう少し出てくれると、更に気持ちのいい音になるのですが。(個人的好み)
「ドン」ではなく「ボン」が一番近い表現になると思います。
低音の特徴的な鳴り方以外では、上の方まで申し分なく出ているようです。
渇いた感じよりは、やや潤いを持った音色という印象を受けます。
定位がやや甘いところもありますが、分解能は必要十分に思えます。
側圧はやや強め(つーか頭の横幅がデカい・・かも)で、音漏れはほぼ無し。
さすがに最大音量では音漏れします。でも間違いなく難聴になります。

カマボコ型と呼ばれる周波数特性を持つ過去の機器(私の場合は上記CD)
に合わせると、特に女性ボーカル曲が気持ちよく聴く事が出来ました。

オーケストラなどのクラシックにはさすがに向きませんが、それ以外の
ジャンルではそこそこいい音を出してくれると思います。個人的にBASIAお薦め。
HIP-HOP、ROCK(特に古めの)、JAZ等々で、中音太めの素材はお薦め。


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